救い(salvation)はギリシャ語の saluos あるいは sals から来た言葉であり、それは分裂に対する「癒された」あるいは「完全である」を意味する。人間本性に関するこれら三つの考察は、すべての真正の神学的思索の中に現れている。本質的善、実存的疎外、そして本質と実存を越えた「第三のもの」の可能性である。それを通して裂け目は克服され、癒しが起こるのである